国会の中継を見ていると、岸田文雄総理がよく検討しますと言っていますね。
岸田総理は回答に困ったときに「検討」という言葉を使って、その場をしのごうとしてる。という世間の意見もあります。
また、「検討」は岸田文雄首相の名言!とも言われるようになってきました。
ということで、今回は岸田総理の「検討」という言葉について、世間の評判やその他の名言も迷言もまとめてみました。
岸田総理は検討という言葉をどのくらい使ってるのか?新たに加速や検討使も加わった
岸田首相が検討という言葉をよく使っていることから名言とまで言われるようになりましたが、一体どのくらい使ってるのかまずはその動画をご覧ください。
上記の動画は、2022年8月24日に「安全性が高い次世代原発の建設を検討するように指示をした」時のものです。
18秒あたりのところで検討とでてきます。
与党や専門家の意見も踏まえ検討を加速してください。と
検討を加速って・・・
意味がよくわかりませんが、早い話がとっとと決めてしまえ!!ということなのでしょうか。
この程度じゃ、よくわかりませんのでもう一つ見てみましょう。
2023年2月1日
自民党の平衆議院議員の発言に対して岸田文雄首相が回答を行います。
その時も検討という言葉が使われました。
43秒あたりで問題意識を受け止めてこれは幅広く対応策「検討」してまいりたいと思います。
と仰ってます。
幅広く検討ってあまり馴染みのない表現をされていますね。
そして、ついに国民民主党代表の玉木雄一郎議員から「検討使」って呼ばれてることを指摘されてしまいました。
そのことを玉木諭一郎議員がツイートしています。
本日の予算委員会で、岸田総理があまりに検討するとばかり言うので、「検討使」と呼ばれてるんですよ!と指摘したら、質問後、衆議院の記録部から「ケントウシ」とおっしゃたのは、どんな漢字を当てればいいのですか?と問い合わせが来たので、「検討使」です!と答えておきました。議事録に載ります。 pic.twitter.com/bxBejOe7wQ
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) May 27, 2022
国会で発言したことは一字一句記録されているんでしょうけど、玉木雄一郎議員が「拳闘士」でもない「剣闘士」でもない別の意味の「けんとうし」を使ったことで、記録をしている人はどう記録しておけばいいんだろうと、困ったんでしょう。
だけど、そこまで記録がシビアだなんて・・・
一般人の私からすると想像できませんが、国会の記録する人の仕事って大変そうですね。
岸田文雄首相の名言「検討」の評判は良いとは言えない?
岸田総理がよく使ってる「検討」に上記では玉木雄一郎議員から直接指摘をされていました。
他の国会議員の方は玉木雄一郎議員が指摘したことに同感しますよ。ならば、評判はあまり良いとはいえませんね。
検討に注目があつまっていますが、実は検討の他にも使ってる言葉って沢山あるんです。
世間の方たちはそのあたりのことを、よく見ていると思います。
『検討』について世間一般の評判を見ると他にもっと多く使ってる名言があった
岸田総理の名言とも言われている「検討」は、誰かが書いたものを見て、それを発言しているから、別に言うつもりはない「検討」という言葉がバンバン出てしまうのではないか。
上記の動画を見てもそんなふうに感じ取れました。
そして、岸田総理は「検討」以外にもっとたくさん使ってる言葉があります。
岸田総理が良く使ってる言葉 | ・慎重に検討する ・慎重に見極める ・適切に対応する ・毅然と対応する ・遺漏なく取り組む ・検討に検討を重ねる ・最善の方法を模索する ・緊張感を持って対応する ・警戒感を持って取り組む |
と、「検討」以外にもいろんな言い方をされていますね。
では、世間の方々は岸田首相の「検討」についてどう思ってるのか。
その評判を見てみましょう。
この世で一番検討という言葉を使う男、それは岸田総理。
Twitter
どんな問題提起をされても、自分達のやりたくない事、やるつもりのない事には全て「しっかり検討してまいりたいと思います」で返す岸田総理。
Twitter
岸田総理の「検討する」は、「やりません」と同義。Twitter
岸田総理が昨年に「検討します」と仰ったのは158回だそうで、それを元に総理が異世界転生されたら、その分能力値が加算されるという海外のゲームをみて笑ってしまいました。
Twitter
辛口なご意見が多いですね~
岸田文雄総理が検討と言う時は、気が進まない時だという意見が多いのかな。と思います。
そして、気になったのが「検討します。」と、仰ったのがなんと!158回!!というコメントです。
本当にそんなに「検討」を使ったのか、事実を確かめるために調査してみました。
検討っていう名言はどのくらい使われているのか?集計データがあった!
岸田文雄首相の名言と言われるようになった「検討」という言葉は、いったいどのくらい使われているのでしょうか。
実際に総理が官邸で、記者会見や記者からの質問への対応など行った時の記録を、テキスト分析ツールを使って「出現回数」を分析したデータがありました。
岸田文雄総理の名言出現回数ランキング
2021年10月~2022年9月までの1年間、日テレNEWSが首相の記者会見や記者団への対応で発言した、名言の出現回数をテキスト分析ツールを使って計測しています。
そのデータが以下のものです。
ぶっちぎりで「検討」かと思ったら・・・
思ったより「検討」は少なかったです。
【出現ランキング1~10位と56位】
Yahooニュース
- 1位「対応」673回出現
- 2位「状況」466回出現
- 3位「国民」456回出現
- 4位「皆さん」427回出現
- 5位「対策」409回出現
- 6位「経済」「日本」398回出現
- 7位「ウクライナ」「感染」379回出現
- 8位「政府」371回出現
- 9位「今後」333回出現
- 10位「我が国」330回出現
・・中略・・- 56位「検討」158回出現
検討が10位以内に入っていない・・・
なんと!!「検討」は56位っていうのが驚きです。
もっと使っているような気がしたんですけどね~
そして、岸田文雄総理の名言って、実は「検討」ではなくて「対応」だったんですか~!!
っていうか、日テレNEWSも凄いこと思いつきましたよね。
そもそも検討ってどういうときに使うのが正しいの?意味と使い方を調べてみた
検討、検討って言うけど、一体どんなときに使うのが正しいのでしょうか。
検討とは、物事をよく調べて考えること。また、それでいいのかどうか、物事のよしあしを色々な角度からしっかり考えることをいう。
Weblio辞典
なるほど、国会で話し合われることはいろいろな角度から考えなくちゃいけないから、一応「検討」って言ってるんでしょうか。
検討、検討って続けてしまうからそこだけに注目が集まるから、他のバリエーションも持っておくと良いのかもしれませんね。
検討を別の言い方で言うと、
鑑定・吟味・検分・解析・調査・検案・考査・研究・点検・分析・・・
っとまぁ、こんな感じの言い方がありますが、どれを使っても連発させれば、また別の言葉で名言だ。
とか言われてしまうのかもしれませんね。
岸田文雄首の名言!「検討」についての評判まとめ
今回の内容は、岸田文雄総理の名言「検討」の評判をまとめて見ました。
最後に軽く整理しておきます。
- 首相は検討を連発しすぎて、国民民主党代表の玉木雄一郎議員から「検討使」って呼ばれていることを指摘されてしまった。
- 世間の評判は岸田総理が検討という時は「やりたくない時」という見方をしてる。
- 検討が岸田文雄首相の名言と思われてたけど、出現回数を調べたら「対応」がぶっちぎりで多かったから違うのかもしれない。
- 検討という言葉の意味は、物事の善し悪しをいろんな角度からしっかり考えること。
という感じで今回の内容を整理しました。
総理もいろんな問題を抱えていてホント毎日大変だな~と思います。
これからもいろんな問題と向き合っていくうちに岸田文雄首相の新たな名言が登場するでしょう。
政治の話は難しいというイメージがありますけど、総理の特徴にフォーカスして見ていくと、もっと身近なものに感じるかもしれませんね。