豊洲市場などで使用されてる事で有名なターレーという珍しい乗り物があります。
ターレーという乗り物を運転するために必要な免許は、小型特殊免許です。
さらに、普通免許と普通二輪免許を持っていれば、問答無用で運転することが可能です。
今回はターレーを運転するための免許やその取得方法、そして費用面について詳しく見ていこうと思います。
ターレーを運転するために必要な免許は?
ターレは小型特殊免許があれば運転することができます。
この小型特殊免許って普通自動車や普通2輪の免許があれば、別途取得する必要はないわけでね~
小型特殊免許とは小型の農耕トラクターなどを運転する場合に必要になる運転免許ですが、普通免許や普通二輪の下位の扱いになるため原付き免許以外を所持していれば小型特殊自動車を運転することは可能です。
免許の窓口
あと、小型特殊車両としての登録が出来ますので、ナンバープレートさえ取得すれば、一般の行動だって走れちゃいます。
小型特殊免許の取得方法は?
普通免許と普通二輪以上の免許を持っている方は、小型特殊自動車の運転はできますね。
なのでこの項目は関係のない話になりますからスルーしいただいて構いませんよ。
一切免許がない、あるいは原付きしか持っていない。
そんな方がターレーに乗る場合は、小型特殊免許を取得する必要がありますね。
では小型特殊免許を取得する方法は・・・
小型特殊免許を取得する場所
各都道府県にある運転免許試験場に行く必要があります。
全国の運転免許試験場はこちらから確認していくださいね。
小型特殊免許の試験を受けるための条件は2つ
小型特殊免許の試験が受けられるのは以下の2つの条件を満たしている人です。
年齢:16歳以上
チューリッヒ保険会社
視力など:両眼で視力が0.5以上あること。一眼が見えない人は他眼の視野が左右150度以上、視力が0.5以上あること。
免許取得の費用は?
小型特殊免許を取得するための費用は2023年現在で3,550円です。
その内訳はこんな感じですね。
受験料 1,500円
チューリッヒ保険会社
免許証交付料 2,050円
計 3,550円
言うまでもないと思いますがもし、試験に落ちた場合、受験料だけは毎回必要ですね。
小型特殊免許の試験内容は?
小型特殊免許の試験内容は思っていたよりも優しいんではないかと。
学科の試験問題は48問出題され、うち文章問題が46問(1問1点)、イラスト問題が2問(1問2点)出題されます。50点満点で45点以上取れば合格です。
小型特殊免許の学科試験でも一般的な交通ルールが出題されます。市販の原付免許の試験問題集などでの勉強に加え、小型特殊自動車に関する知識(小型特殊自動車の大きさ、最高速度など)を押さえておく必要があります。
チューリッヒ保険会社
ただ、免許取得試験で気をつけておかなれければならない事があります。
それが引っ掛け問題!
その対策は勉強しておくしかないですけどねw
過去問はネットでも見れますよ。
ターレーとはどんな乗り物?
ターレーに乗るには小型特殊運転免許が必要だと言うことはわかりました。
次はどんな乗り物か見て行きましょう。
ターレーは乗り物です。
画像だけではどんな仕事で使用しているのか分かりづらいと思います。
なので、実際にターレーに乗って仕事をしているところを動画でご覧ください。
日々の仕事でターレーが活躍してるところが本当は良かったのですが、訓練の様子しかありませんでしたのでごめんなさい。
実はこのターレー。
正式な名称が「ターレットトラック」と言いますが、市場の人達は「ぱたぱた」とか「ばたばた」と読んでいるそうです。
ターレーの特徴は、フロントのタイヤが360度回るから旋回性が良い点ですね。
なので、豊洲市場のような沢山の品物や人がいる場所ではとても小回りが効いて重宝する乗り物なんです。
ターレーの主な仕様は
ターレーて見た感じ単純そうな乗り物に見えますが、思っているよりも優れた乗り物だと思います。
簡単にターレーがどんな使用なのか見てみましょう。
乗車定員や積載量
動画でご覧いただいた通り、ターレーの定員は1名で立ったまま運転をするのが特徴です。
特別仕様の車体には、簡単なイスが付いてたりします。
後ろは荷台ですが、人が乗ろうと思えば乗れなくもないのです。
しかし、安全の事を考えると乗らないほうがいいですね。
積載できる量は、ターレーの種類によって変わりますが、1,000kgくらいですからハイエースやキャラバンと同じくらいと言った感ですかね。
積荷が魚や野菜、稀に人でしょうから1,000kgも積めれば御の字ではないでしょうか。
ターレーの最小回転半径
ターレーの最小回転半径は1580mm~1870mmです。
比較対象が悪いかもしてませんが、最近よく見るトヨタのプリウスの最小回転半径が、5.3mとか5.4mくらいですから、ターレーはかなり小回りが効く乗り物だと思いますよ。
最小回転半径とは簡単に言うとこんな事です。
「めいっぱいハンドルを切って旋回した時に一番外側のタイヤの中心が描く円の軌跡。この円の半径を「最小回転半径」といいます。
KURAKURA
最小回転半径が小さいほど小回りが効きくという事はなんとなくわかると思います。
試しに1度、ご自分の車でハンドルをいっぱい左右どちらかに切って回ってみると良くわかると思いますよ。
近年のターレーはECO
近年のターレーは環境衛生にも配慮されてますね。
ターレーは基本、倉庫のような密室で動かすことが多いです。
そこには、食べ物が置いてあったり、現場で働く生身の人が沢山いたりします。
なのでターレーはガソリンや軽油と言った化石燃料は使用されておらず、環境にやさしい電気で動く仕組みになってきているようです。
ターレーの最高速度
ターレーの最高速度は時速15kmくらい。
たったそれだけ?と思うか、そんなにでるのか?と思うのは人それぞれ・・・
しかし、大勢の人が働いてるところでターレーは動いていますから15kmもでれば十分ではないでしょうか。
2018年の10月頃、築地市場から豊洲市場へターレーが大移動する事がありましたw
その時の滅多に見れない光景が以下の動画ですね。
この時ばかりは「もっとスピード出ねぇのかよっ!!」と思われたかもしれませんね。
そして1台のターレーに大人が5人も乗っていたり・・・
もう無法状態で、こんな光景も滅多に見れないと思いますww
ターレーはどんなメーカが製造してる?
ターレー(ターレットトラック」は埼玉県志木氏に本社を構えていた、朝露制作所というメーカーが約20年間製造をしていて登録商標となっていました。
しかし、2012年に倒産をしています。
現在、他にもターレーを作ってるメーカーはあるのですが名称が違います。
- SUBARU(現富士重工株式会社)はモートラック。
- 三菱ロジスネクスト株式会社は、エレトラック。
- 関東機器センター製のものは、マイティーカー。
っと言った感じで、形は似ているけど各メーカー毎に名称があるんです。
ターレーって買うといくら?
ターレーの値段を調べてみると、なぜか非公開になっています。
値段を公開しないのは、恐らく取引先の仕様によって変わるから、その都度見積だという事かもしれません。
しかし、基本価格すら公開されていないようですが、その理由はわかりません。
ただ、一説によればターレーの値段は、新車の軽自動車が一台買えるくらいだとも言われています。
ってことは、150万円くらいするってことなのでしょうね。
因みに、楽天市場でターレーの中古車が418,000円で売ってましたw
更にプラモデルのターレーは、10,000円前後・・・
しかし私が2018年にターレーのプラモデルの価格を調べた時は確か2,000円位だったような・・・
ターレーのプラモデルは現在、中古で10,000円前後ですから、プレミアになりつつあるんですかね?
まとめ
今回はターレーを運転するための免許、小型特殊自動車免許の取得方法や費用、それからターレーってどんな乗り物かについて見てきました。
今回の内容を簡単にまとめておきますね。
- ターレーは「小型特殊運転免許」免許が必要。
- 普通免許及び普通二輪免許を持ってれば小型特殊免許を取得する必要はない。
- ターレーの正式名称はターレットトラックで、市場の関係者の間では「ぱたぱた」とか「ばたばた」と呼ばれている
- ターレーはECOな乗り物になりつつある。
- ターレーは、朝露製作所と言うメーカーが作っていてたが、20年ほど前に、破産している
- ターレーをの値段は、非公開にされているが、新車の軽自動車が一台買えるくらいの値段がすると言われている。(ちなみに中古で40万くらい)
- ターレーのプラモデルは中古で10,000前後で今後価値が上がるかもしれないw
と言った感じでしょうか。
ターレーという乗り物は素人から見ていると面白そうな乗り物だなって思います。
だけど、市場で毎日乗って回る人たちは大変なんでしょうね。