ヤマハファクトリーレーシングチームのライダー中須賀克行選手のヘルメットには目玉の絵が書いてありますね。
ヘルメットに書かれた目玉の絵には意味や理由、そして経緯があります。
鈴木忠男さんという「SP忠男」を作った昭和時代のライダーが「前が良く見えれば早く走れる」ということで自分の目とヘルメットの目の合わせて4つ目で見る。そんな意味があるそうです。
それから目玉の絵が書かたヘルメットの使用が許されるのは速いライダーだけ。そして走っているライダーを認識しやすくする。そんな理由がありました。
そんなわけで今回は、中須賀克行選手のヘルメットになぜ目玉の絵が書かれているのか。その理由や経緯、そして歴代ライダーなどを詳しく見て行こうと思います。
中須賀克行の目玉の絵が書かれたヘルメットって?
ヤマハ・ファクトリーレーシングチームのライダー、中須賀克行選手のヘルメットには目玉の絵が書いてあります。
こんな感じに!
中須賀克行選手のヘルメットは、「Arai」と言うメーカーですね。
調べてびっくりなんですが、中須賀さんのヘルメットってネット通販のAmazonに売ってるんですね!
中須賀克行選手のヘルメットってAmazonしか売ってないのかな?と思って楽天も調べてみたら・・・
売ってますね~
昔は南海部品に行くしかなったけど今は便利になりましたね~
そう言えば、中須賀克行選手の目玉ヘルメットは昔はこんなデザインでしたよ。
今では手に入らないですけどね。
楽天市場
目玉の絵が印象的な中須賀選手のヘルメットですが、他でも見かける事があると思います。
バイクのレースや私たちが普段走っている一般道路などで。
中須賀克行選手が使ってる目玉の絵が書かれたヘルメットは「Arai」と言うメーカーのものです。
しかし、メーカーさんが独自で作ったデザインではないんですよね。
中須賀克行選手ヘルメットにはなぜ目玉の絵?
冒頭でお伝えした通り目玉の絵は「SP忠男」というレーシングチームのトレードマークともなっています。
中須賀選手のヘルメットに目玉の絵が書かれている理由は、忠男さんのチームで速いライダーだったからです。
なので、中須賀克行選手は目玉の絵が書かれたヘルメットを使う事を許されてるってわけです。
今夜も最高(鈴木忠男こと忠さんのブログ)
っていうか、中須賀さん、今でもSP忠男社長忘年会とかにお邪魔されてるみたいですよ。
社長さん72歳になられたんですって。(お元気そうでなによりですw)
で、話が脱線したのでヘルメットの話に戻します。
昭和の頃は、ローリング族と言われ「峠」や「湾岸」をバイクで走る「走り屋」と言うライダーたちがSP忠男のヘルメットを良く使っていましたw
(今でもいるのかな?)
そして、走り屋さんたちで構成された、「SP忠子」と言うチームがあったとか・・・
今では、特注で自分の好きなデサインのヘルメットを作ってくれるサービスもあります。
ベースはもちらんSP忠男の目玉!
自分の好きなように色や模様を書いて作成してもらう事ができます。
以下のような注文シートがありますよ。
SP忠男
更に、目玉ヘルメットのオーダーはこちらからですね。
↓ ↓ ↓
SP忠男の目玉ヘルメットのオーダー
今はグラフィック系の技術が凄いことになってますから、綺麗なデザインの目玉ヘルメットが作れるかもしませんね。
ヘルメットに目玉が書かれた理由や経緯は?
冒頭でお伝えした通り、目玉の絵の発症はど「SP忠男」の監督&バイクショップの代表でもある鈴木忠男さんが起源者となります。
鈴木忠男さんは、元モトクロスというバイクに乗るヤマハのワークスライダーだったんです!
そこで鈴木さんが現役の頃、レースで被っていたヘルメットに自分で目玉の絵を書いたのが始まり。
Lawrence
ヘルメットに目玉の絵を理由が・・・
自分の2つの目で見るよりも4つの目で見ることで「前がよく見えれば速く走ることができる」
といった意味を込めて書かれたそうです。
しかしそれだけじゃないんです。
誰でも目玉ヘルメットを使えたわけじゃない。
目玉の絵の書いたヘルメットは誰でもかぶれたわけじゃないんです。
目玉ヘルメットをかぶることを許されたのは早いライダーだけ。
うちのチームでレースをやっている速いライダーに、この目玉ヘルメットをかぶらせてた。だから、今も現役ライダーでオリジナルの目玉ヘルメットをかぶっているのは、だいたい元うちのチーム員だね。
バイクのニュース
目玉ヘルメット=速いライダー。
そんなレッテルを貼られるとスタート前から「あいつ速いぜ~」って警戒されますもんねw
そしてもう一つ、チーム員の数が多くて「このヘルメットをかぶりたきゃ速くなれ!」そんな意味も込められてたみたいですよ。
「速い奴だけね。そりゃそうだよ。だって、50人も60人もチーム員が居たんだから。
昔はうちの実家の裏に、広い古民家みたいなのがあって、ミーティングはそこでやっていたんだけど、5~60人が月1でみんなそこに集まるの。そのなかで、速い奴はこの目玉ヘルメットをかぶれるし、アライもサポートしてくれてたの。
バイクのニュース
しかし、バイクの排気量やクラスが違うからと言っても、50~60ものライダーがいるのに上位に入るのはすごく大変そう・・・
目玉ヘルメットはチームのライダーを見分けるのに便利
ヘルメットに目玉の絵が書かれてると便利な事もあるそうです。
それは・・・
サーキットに来れば分かると思うけど、いろんな派手なヘルメットを有名ライダー達がかぶってるけど、走ってても誰だかわかりにくいんだよね。でも、目玉ヘルメットは、サインボードを出す時も、最終コーナーを立ち上がって来たらすぐに判別がつく。そういうチーム内でのメリットもあるんだよ。目立つって、すごく便利」
バイクのニュース
確かに!それはありますね!
しかしこれは、バイクのレースを経験した人じゃないとわからないかもしれないです。
レース用のバイクのカラーリングやレーシングスーツ、そしてヘルメットは派手派手な人が多いですからね
!
何か1つポイントがあれば、キタ~ってわかりますからね。
目玉の絵のヘルメットは敬意の証でもある
上記で忠男社長が言われていた「今も現役ライダーでオリジナルの目玉ヘルメットをかぶっているのは、だいたい元うちのチーム員だね。」ということでした。
バイクのレーサーって毎年の契約更新があり、継続するかチームを変わってきてます。
チームが変わればブーツやレーシングスーツは変わるけと、目玉のヘルメットだけは変わらない。
これも不思議ですよね!
でもこれには理由があると言われていて、鈴木忠男さんに育ててもらった事への「敬意」なんだとか。
鈴木忠男さんはライダーたちから尊敬される人ですし「忠さん」というニックネームで多くの人から愛される人物でもあります。
そんな忠男社長はホンダの創業者「本田宗一郎」さんやヤマハ発動機の創業者「川上源一」さんとも深い付き合いをされていたそうです。
目玉ヘルメット・・・
意味が深いな~
目玉の絵が書かれたヘルメットを使用した歴代ライダーは?
目玉の絵が書かれたヘルメットの意味や理由そして経緯などはおわかりいただけたでしょうか。
上記でも申し上げましたが、目玉ヘルメットは中須賀克行選手以外のライダーも使っています。
では、「SP忠男」の目玉の絵が書かれたヘルメットを使っていた歴代のライダーを見てみましょう!
SP忠男出身の歴代ライダー中野真矢
まずは中野 真矢さんですね。
中野さんは1998年全日本ロードレース選手権GP250のチャンピオン!
中野真矢選手は、転倒しないライダーとしても有名で、顔もイケメンなんです。
現在は、「56design」というモーターサイクルのファッションブランドを経営されています。
そうそう、中野さんって言えばゼッケンが56でしたよね~
SP忠男出身の歴代ライダー原田哲也
原田哲也さんは、1992年の全日本ロードレース選手GP250のチャンピオンで、翌年の1993年には、世界選手権のGP250のチャンピオンでもあります。
原田哲也さんが、活躍されていた時代、私はタイムリーに見たいたのですが、日本人が海外でこれだけ活躍されてるのを知ってびくっりしましたね!
原田哲也さん以外にも沢山の日本人が活躍したいたのは、1993年ごろが一番盛んだったと思います。
特に、125ccで行われるGp3クラスなどでは、日本人が上位を独占していましたからね~
SP忠男出身の歴代ライダー小山知良
コヤマックスの愛称で知られる「小山知良」さんは、2000年の全日本ロードレース選手権GP125のクラスチャンピオンです。
2005年から2010年までは、世界選手権の125ccクラスにフル出場されていました。
今でも現役で活躍をされるライダーですが、今ではSP忠男の目玉ヘルメットではなさそうですね!
その他のSP忠男出身の歴代ライダー
大崎誠之さんは、中須賀克行選手と同じ福岡県北九州市出身のライダーです。
私の記憶では、たしか2010年のシーズンを最後に引退されたと思います。
そして、1999年に全日本ロードレース選手権のチャンピオンの松戸直樹さん。
レース中の事故でお亡くなりになってしまった永井康友さん。
私は、永井の走りを生で見た事があり「速ぇ~な~」とびっくりした事を今でも覚えてますね。
まとめ
今回はオートバーレーサーの中須賀克行選手のヘルメットにはなぜ目玉の絵が書かれるのか?
その理由や目玉の絵の経緯などを見てきました。
また。目玉の絵を書いたヘルメットを使っていた歴代ライダーなどもご紹介してきまいた。
今回の内容をまとめます。
- 目玉のヘルメットは「SP忠男」と言うレーシングチームに所属しており、かつ速いライダーだけが使う事を許されるものだった。
- 目玉の絵の発症は、「SP忠男」の監督鈴木忠男さんが、現役のころ「前がよく見えれば速く走ることができる」といった意味を込めて書かれた。
- SP忠男は50~60名のチーム員がいた時期があり、目玉のヘルメットを被りたければ早くなる必要があった。
- 目玉ヘルメットはレース中、走行しているチーム員を見分けるのに大変便利だった。
- 今も目玉の絵が書かれたヘルメットを使ってるライダーは忠男さんへ敬意があるから。
以上が今回のまとめとなります。
SP忠男の目玉のメルメット!
私が、バイクに乗っていた若い頃は流行っていましたね~
今でも、SP忠男のヘルメットを使ってるライダーを見ると嬉しくなっちゃいます。